投稿 こばやしまりえさん
お正月に初詣に出かけ、だるまを買った。おいしいケララの家庭料理店、“ケララバワン”に贈るためである。実は、達磨さんは、ケララご出身であるとか。真っ赤なだるまを抱えて新年早々ケララバワンにおじゃました。
いつもの笑顔で私たちを迎えてくれたフランシスさんに、早速だるまを手渡した。喜んでくれたが、達磨はケララ出身であるということを伝えても、「ダルマは知らない。」と、なんだかピンとこない様子。確か、ヒンディー語では「宗教」「法」を意味する語が「ダルマ」のはず。おかしいなぁ。そこで、Dharmaと書いて、アクセントを「ダ」に置いてヒンディー語風に発音してみた。すると、「あ~!ダルマのことか!」とようやく分かってくれた。その後、「ダルマ」の意味を丁寧に説明してくれた。「ダルマ」はインドではとても重要な観念であり、困っている人に愛情をさしのべることを「ダルマ」とよぶのだという。
“だるまに願い事をするときに片目を入れ、その願いが叶った時にもう片方の目を入れるという慣習は、だるまが我々に救いを与えてくれる「ダルマ」に対して、今度は我々が、片目がなくて困っているだるまに目を与えるという「ダルマ」で恩返しすることを意味するのかもしれないね。”そんなことをフランシスさんと話して、なんだかハッピーな気持ちになった。
おいしいドーサとサービスのチャイをいただいて、心身ともに大満足して店を出た。すると、なんという巡り合わせだろう。ケララバワンの隣の居酒屋ののれんに大きなだるまの絵が!だるまは大きな目を見開いて、私たちをじっと見つめているのであった。(こばやしまりえ)
ケララバワン |